Par4のセカンドでミドルアイアン(7番〜5番)が残る場面。ピンをデッドに狙いたい気持ちが募る中、ティーグラウンドで「なぜ右に出るのか?」「フェードが強すぎる原因は?」とスイングの「なぜ」を考えすぎて、ボールを前にして固まる時間が長くなる。意を決して打った7番アイアンは、右にプッシュしながら高く吹き上がる高弾道フェードで、グリーンをショートし、向かい風に弱い球はさらに手前に落ちる。「今のダウンスイングの軌道がアウトサイドイン気味だったか…」と、女性の発明家たるあなたは打球の行方よりも自分のスイング分析に没頭している。練習場では完璧なスイング理論を完成させるのに、コースに出ると全く別人のスイングになるという「思考型」ゴルファー特有の悩みに直面している。
この飛距離帯は、日本人男性アマチュアの平均付近であり、女性ゴルファーにとっては十分に飛距離のあるミドルアイアンがキーとなる。しかし、女性の発明家ゴルファーの高弾道フェードという持ち球が、方向性の安定を阻む壁となる。特にミドルアイアンでは、ボールを上げようとする意識が強すぎると、アウトサイドインの軌道からフェースが開いてインパクトし、右プッシュやフェードが強すぎる弾道になりやすい。この「吹き上がる」高弾道は、向かい風に弱く、ランが出ないため、狙ったピンに絡むどころか、グリーン手前に力なく落ちるシーンが頻繁に訪れる。頭で考えすぎて身体の動きが硬くなり、「イップス」に近い状態になることも少なくない。
「完璧主義 ゴルフ」の傾向を持つあなたは、ミドルアイアンでのミスが続くと、「スイング理論」の根本的な修正をラウンド中に始め、泥沼にはまって抜け出せなくなる。右プッシュや高弾道フェードを直したいと頭で考えすぎることで、身体はさらに硬く、ショットは一層不安定になる。新しい理論を試したくてウズウズしており、スイングが一生固まらないという「弱点」が、この距離帯での安定性を欠く原因となっている。この「考えすぎる」思考が、アドレス時のルーティンを崩し、「集中力が続かない」状態を招く。
ミドルアイアンの方向性安定は、この女性発明家ゴルファーの次の壁だ。高弾道フェードを「武器にするか・矯正するか」の判断軸を明確にする必要がある。フェードをあえて活用し、右サイドからグリーンを狙う戦略を練るか、あるいは、インサイドアウト軌道の習得とフェース管理を徹底し、ストレートボールを目指すか。どちらにせよ、練習で確立したスイング理論を、コースで「無心でターゲットに運ぶ」という右脳的なプレーに昇華させることが求められる。ショートゲームとの組み合わせで、高弾道フェードでもピンに絡むシチュエーションを具体的に描き、それを実践することで、この物理パズルを解き明かすことができる。