「今日は全ホールでバーディ狙うわ!」とスタート前に無邪気に宣言する自由人のあなたは、ドライバーで平均190〜230yを飛ばし、いよいよPar4のセカンドでミドルアイアンを握る場面が増えてくる。しかし、集中力が18ホール全く持たず、ラウンドの途中で完全に「電池切れ」を起こして大叩きしてしまうのがあなたの弱点だ。ミドルアイアンの飛距離は出るものの、球が散る、特に右プッシュやフェードが強すぎるスライスが頻発すると、せっかくの飛距離も台無しになる。
低弾道フェードは風に強く、ランも期待できるため、状況によっては非常に武器になる持ち球だ。しかし、アウトサイドインのカット軌道が強すぎると、狙った場所よりも右に出てしまい、そこからさらにフェードしてOBゾーンへ吸い込まれる「右プッシュ」に悩まされることが多い。スライス 直し方を試すも、コツコツとした地味な基礎練習が絶望的に嫌いなあなたは、根本的なスイング修正に抵抗を感じるだろう。
スイングの「形」や「理論」を意識しすぎた瞬間、身体が急に動かなくなりシャンク病が発症する。特にグリーンを直接狙える距離でこれが起こると、同伴者の視線も痛い。マネジメントや計画性が皆無なあなたは、この距離帯でフェアウェイウッドからアイアンに移行する過渡期ゆえの「どのクラブで攻めるか」という判断の迷いが生じやすい。その場のノリと気分でクラブを選んでしまい、結果として最適な選択を逃している。
あなたの自由な発想と感性をミドルアイアンの方向性安定に活かすには、「完璧なスイング」ではなく「再現性の高いスイング」を目指すことだ。低弾道フェードという持ち球を矯正するのではなく、それを「武器にするか」という視点を持つ。例えば、右からの風なら積極的にフェードを使い、左からの風なら少しドローを意識する。あなたの「閃き」を最大限に活かすために、まずはアドレスに入るまでのルーティンだけはロボットのように固定し、スイング中の余計な考えを排除しろ。そうすれば、集中力が続かないあなたでも、ミドルアイアンの方向性が安定し、バーディチャンスを増やすことができるだろう。