前半は39でベストペース、気分は最高潮。しかし、お昼休憩で楽しくビールを飲んだ後、後半に入るとウェッジの距離感がまるで別物になる。50ヤードのアプローチをダフってしまい、グリーン手前で止まる鈍い痺れが手に残る。あんなに完璧だった前半のイメージはどこへやら、気づけば「今日は全ホールでバーディ狙うわ!」と無邪気に宣言した自分を遠く感じる。
この状況は、インサイドアウトのフェード軌道から、インパクトでフェイスが開く「右プッシュ」や「フェードが強すぎる」傾向が、ウェッジでも出てしまうためだ。低い球を打ちたい意識が強すぎると、ロフトが立ちすぎて刺さったり、地面に跳ね返されてトップしたりする。特に女性ゴルファーは非力な分、手先でコントロールしようとして体との連動が失われやすい。
「地味な基礎練習が絶望的に嫌い」という弱点が、この距離帯で如実に表れる。パターやアプローチの反復練習を避けるため、距離の打ち分けや、微妙な傾斜での球筋調整が全くできない。「集中力が続かない」から、一度ミスが出ると、もう次のショットでは今夜の夕食のことが頭をよぎる。結果、後半の「電池切れ」で大叩きへ。
自由人の直感を最大限に活かすには、緻密な計算ではなく、身体に染み付いた感覚的なパターンこそが生命線だ。アプローチの距離感を「狙い澄ます」のではなく「リズムで合わせる」という意識転換が、この「低い球 打ち方」を安定させ、スコアを劇的に変える突破口となるだろう。