Par4のセカンドでユーティリティを握る場面。「今日は全ホールバーディ狙うわ!」と意気込んだものの、ショットを打ちながら今夜の夕食のことや、週末の予定を考えていたら、気づけばボールは右のバンカーへ。「右プッシュ」で狙った方向とは全く違う場所へ飛んでいく。芯を外した時の手に残る嫌な振動が、気分を台無しにする。
フェードヒッターで低弾道の傾向を持つ女性ゴルファーは、特にユーティリティでボールが上がりづらく、キャリーが出ないという物理的現実に直面しやすい。インサイドアウト軌道でフェースが開くことで、右にプッシュアウトする「スライス 直し方」を検索する前に、根本的な原因はクラブの入射角がシャローすぎるか、インパクトでロフトが立ちすぎていることにある。風に負けてショートする場面も頻発し、グリーン手前のガードバンカーに吸い込まれる。
「マネジメントや計画性が皆無で、その場のノリと気分だけでクラブを選んでしまう」という弱点が、この距離帯では致命傷となる。MAX飛んだ時の距離を基準にしてしまい、実際のコースでは「番手ごとの正確な自分の飛距離」を把握できていないため、常にクラブ選択のミスと隣り合わせだ。集中力が18ホール持たないため、後半になるとこの傾向はさらに顕著になる。「後半に崩れる」のは、単なる集中力不足ではない。
自由人の直感を信じるなら、その直感を裏付ける客観的なデータが必要だ。練習場で番手ごとの「芯を外した時でも出る距離」を肌で感じ、それを次のラウンドでのクラブ選択の指針とすることで、あなたの「風に乗ってどこまでも飛ばそう!」というゴルフ哲学が、より現実的なものへと進化するだろう。