ドライバーで300ヤードを飛ばし、Par5で2オンを狙えるようになった「自由人」男性。前半は39のベストペースで回ったのに、お昼に楽しくビールを飲んで後半55を叩く。その原因は、ドライバーとアイアンの精度は高いのに、100ヤード以内のウェッジショットがピン横5m以内に寄らず、バーディチャンスを逃しまくるから。「なんでピンに絡まないんだ?」と集中力が途切れ、次のホールではもう今夜の夕食のことで頭がいっぱいだ。
ドローの高弾道は、ランが少ないためグリーン上で止まりやすいというメリットがあるが、100ヤード以内の距離感には繊細なコントロールが必要。フルスイング以外の3/4や1/2スイングで、インサイドアウト軌道が過剰になったり、フェースの開閉が大きすぎると、チーピンや右プッシュ、そして吹き上がりの原因となる。結果、球が散る上に距離感が毎回バラバラで、ピンに絡むバーディチャンスが生まれない。
マネジメントや計画性が皆無な「自由人」は、ウェッジ3本のフルスイング・3/4・1/2の距離を正確に把握するための「コツコツとした地味な基礎練習」が絶望的に嫌い。その場のノリと気分でクラブと打ち方を選んでしまい、常に距離感が曖昧だ。ミスショットでバーディチャンスを逃すたびに「なんで今日に限って」と集中力が続かず、後半に崩れる。
「自由人」男性がこの飛距離帯で飛躍するには、「飛距離で稼ぐ」フェーズから「寄せで稼ぐ」フェーズへの意識転換が不可欠。直感を最大限に活かすためには、アドレスに入るまでのルーティンだけはロボットのように固定し、ウェッジの距離感を体に叩き込むこと。高弾道のドローアプローチを意図的に操り、ピンに絡めることで、バーディ量産と真のゴルフの自由を手に入れるのだ。