ドライバーで280ヤード飛ばし、残り80ヤード。ピンの根元を狙うべく「普通のルートじゃつまらない」と、わざわざピッチショットで低い球 打ち方を試み、グリーンオーバー。しかし「奇策が成功したときの得意顔が異常にドヤっている」彼は、このミスの原因を分析し、次のホールでは別の「閃き」を試す、そんな「討論者」の姿が目に浮かぶ。
ヘッドスピード46〜50m/s前後のこの距離帯では、ドライバーとアイアンの飛距離は十分だ。しかし、ウェッジ(100y以内)の距離感と精度がスコアメイクの鍵となる。強すぎるフェードや右プッシュはドライバーでは気にならなくても、ウェッジのコントロールショットでは致命的な方向性の乱れに繋がる。
「自分の閃き」を信じすぎるあまり、フルスイング以外の3/4や1/2スイングの距離感がバラバラになり、基本を疎かにして突然大スランプに陥る。「飽きっぽく、ひとつのスイングや練習法をコツコツ継続することが極端に苦手」なため、ウェッジ3本の距離を体系的に把握することにも抵抗を感じやすい。
「飛距離で稼ぐ」フェーズは卒業し、「寄せで稼ぐ」フェーズへの転換が急務。ウェッジの距離をデータとして「分析」し、中弾道フェードをコントロールする精密なアプローチ技術を「構築」することが、この「討論者」の次の探求対象となる。それが真のバーディチャンスを生む「最適化」だ。