「この7番アイアンならピン筋狙えるっしょ!」と、ミドルアイアンでグリーンを攻めるのが起業家のあるある。しかし、フェードが強すぎて右にプッシュアウトし、グリーンを外し、バンカーに吸い込まれた時のあの絶望感。「なぜ、こんなに右に出るんだ、スライス 直し方はないのか」と心の中で叫び、イライラが募る。
この飛距離帯でのミドルアイアンの方向性不安定は、スイングプレーンがアウトサイドインに傾きすぎ、インパクトでフェースが開く「右プッシュ」が主な原因だ。特に低弾道フェードは、ボールにサイドスピンがかかりやすく、わずかなフェースの向きのズレが大きな曲がりにつながる。ミドルアイアンでグリーンを狙えるようになったからこそ、この方向性の乱れがスコアに直結する。
「安全に刻む」という選択肢が辞書になく、常にMAX飛距離でクラブを選んでしまう弱点が、ここでも顔を出す。ミドルアイアンでピンをデッドに狙いすぎて、わずかなミスがバンカーやラフ、時にはOBという大ケガにつながる。フェアウェイウッドからアイアンに移行する過渡期ゆえの「どのクラブで攻めるか」という判断の迷いが、攻め急ぐ起業家の心理をさらに揺さぶる。
ミドルアイアンを「武器」にするには、この低弾道フェードをコントロール下に置くこと。右プッシュを矯正し、狙ったターゲットに真っ直ぐ打ち出す再現性を高めるのだ。攻めこそ最大の防御、という起業家のゴルフ哲学は、この精密なアイアンショットの安定から生まれる。