「今日は全ホールでバーディ狙うわ!」とティーイングエリアで無邪気に宣言したものの、Par4のセカンドで残り200y以上という現実に直面し、長いクラブでなんとかグリーン手前まで運んだ経験があるだろう。しかし、その30ヤードのアプローチでダフったりトップしたり。前半は39で回れたのに、後半のグリーン周りのミスでスコアが崩れる「自由人」男性ゴルファーの典型だ。
ストレートの中弾道は安定感があるはずだが、u150のヘッドスピード(32〜36m/s)では、クラブが短くなるほどその恩恵を感じにくい。特にウェッジショットでは、上から打ち込みすぎてボールが低く飛び出しランが出ない、あるいは手前からダフって距離が足りないといった物理的なミスが頻発する。これは単にスイングの問題だけでなく、その場のノリでクラブを選び「適当に」打ってしまうマネジメント皆無の思考が根底にある。
「コツコツとした地味な基礎練習が絶望的に嫌い」という弱点が、グリーン周りの精度に直結する。ショートパットを外した時の「なぜ今日に限って」という自己嫌悪は、スイングの「形」や「理論」を意識しすぎた結果、身体が急に動かなくなりシャンク病が発症するメンタル崩壊の引き金になる。特にアプローチでは、繊細な感覚が求められるため、自由奔放な性格が裏目に出て「集中力が続かない」状態に陥りやすい。
この状況を打破するには、自由な精神を活かしつつも、グリーン周りのみは徹底的に「型」を身につけることが鍵だ。ストレートの中弾道というポテンシャルをアプローチにも持ち込むため、常に同じ打ち出しと距離感で「球が散る」ことなくピンに絡めるパターンを確立すること。それが、自由人が真にゴルフを楽しむための唯一の道筋となる。